急性毒性
経口
ラットLD50値 160 mg/kg bw(HSDB (2006))に基づき、区分3とした。
経皮
ウサギLD50値 230 mg/kg bw[RTECS (2006)、元文献;STGNBT "Spravochnik po Toksikologii i Gigienicheskim Normativam (PDK) Potentsial'no Opasnykh Khimicheskikh Veshchestv" Kushneva, V.S., and R.B. Gorshkova, eds. 46, Zhivopisnaya St., 123182, Moscow, Russia, IzdAT 1999 Volume(issue)/page/year: - ,177,1999]に基づき区分3とした。
吸入
吸入(粉じん): ラットLC50値として36 mg/m3(RTECS (2006)[RTECS (2006)STGNBT "Spravochnik po Toksikologii i Gigienicheskim Normativam (PDK) Potentsial'no Opasnykh Khimicheskikh Veshchestv" Kushneva, V.S., and R.B. Gorshkova, eds. 46, Zhivopisnaya St., 123182, Moscow, Russia, IzdAT 1999 Volume(issue)/page/year: - ,177,1999])が報告されているが、ばく露時間が不明なため「分類できない」とした。
吸入(蒸気): データなし
吸入(ガス): GHS定義における固体である。
皮膚腐食性・刺激性
詳細不明であるがヒトでcorrosive (cause burn)の記載があり(IUCLID(2000))、ICSC(1993)でもcorrosiveとされていることから区分1とした。
眼に対する重篤な損傷・刺激性
詳細不明であるがヒトでcorrosive (cause burn)の記載があり(IUCLID(2000))、ICSC(1993)でもcorrosiveとされている。また、ウサギの眼に1 mgを滴下した時、非可逆的な損傷が生じたとの報告(HSDB (2006))に基づき、区分1とした。なお、pHは11(20℃, 10g/L)との情報(GESTIS (acccess in August 2009))がある。
呼吸器感作性又は皮膚感作性
皮膚感作性:データなし
呼吸器感作性:データなし
生殖細胞変異原性
データなし
発がん性
データなし
生殖毒性
データなし
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露)
ヒトで鼻粘膜と気道を刺激する可能性がある(HSDB (2008))と記載され、さらに鼻と咽喉の刺激に加え肺を刺激し、咳や息切れを起こす(HSFS (1999))とも記載されているので、区分3(気道刺激性)とした。
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露)
データなし
吸引性呼吸器有害性
データなし