褐炭 化学特性,用途語,生産方法
解説
褐炭,もっとも石炭化度の低い石炭の一つで、日本工業規格(JIS(ジス))では発熱量が純炭基準で1キログラム当り5800~7300キロカロリー、粘結性を有しない石炭と規定している。炭素含有量は70~78%程度、外見は褐色で水分を多量に含有しており、風乾により容易にひび割れが生じ粉化しやすく、また自然発火をおこしやすい。第二次世界大戦前ドイツではこれをベンゼン‐アルコールで抽出してモンタンワックス(硬ろう)をとり、艶(つや)出し材その他、多方面に利用していた。また反応性が高いため石炭液化原料やガス化原料として用いられた。
生産地としてはドイツ、オーストラリア、インドネシアなどが有名であるが、現状は自然発火性などの問題から小規模に地産地消されている段階である。これまでは発熱量が高い一般炭や粘結性の高い原料炭など良質な瀝青炭(れきせいたん)が優先的に使用されてきたが、今後、瀝青炭の枯渇化が進むなかでは褐炭をガス化したり改質したりして使いやすくするなどの新たな利用技術開発が不可欠であり、大規模な工業的利用は今後の課題である。
定義
The poorest
grade of coal, containing up to 45% carbon
and with a high moisture content.
农业用途
In the process of coal formation, there are various
intermediate stages. These stages are referred to as the
ranks of coal. Lignite or brown coal is one such rank.
Lignite is soft, brown and high in moisture content
(35 to 40%). It weathers quickly, ignites spontaneously
and has a low calorific value.
Coals are analyzed in two ways. The ultimate
analysis determines the total percentage of elements
present in coal. The proximate analysis gives an
empirical estimate of the amounts of moisture, ash,
volatile matter and fixed carbon in coal.
褐炭 上流と下流の製品情報
原材料
準備製品