アンジオテンシンⅡ 化学特性,用途語,生産方法
解説
アンギオテンシン,腎性高血圧の起因物質.1939年,I.H. Pageらは,腎臓に存在する酵素レニンで生じる血圧上昇物質をアンギオトニン(angiotonin)とよび,一方,E. Braun-Menéndezらは,同じ物質をハイパーテンシン(hypertensin)とよんだので,のちに両者を合わせてアンギオテンシンと統一して命名した.1954年にアンギオテンシンは2種類の物質であることが知られ,アンギオテンシンⅠとアンギオテンシンⅡと命名された.血清のα2-グロブリン区分に含まれるタンパク質のアンギオテンシノーゲン(angiotensinogen)は,腎臓に存在するタンパク質分解酵素レニンにより,不活性のデカペプチドのアンギオテンシンⅠになり,これが血清の転換酵素により,生理的に活性なオクタペプチドのアンギオテンシンⅡになる.このアンギオテンシンⅡが,強力な血圧上昇物質で腎性高血圧の起因物質とされている.ヒトのアンギオテンシンⅡの構造は,Asp-Arg-Val-Tyr-Ile-His-Pro-Pheである.
定義
A peptide found in the blood, important in its effect on blood pressure. Both a decapeptide and an octapeptide are known. Their amino acid sequences and hence the complete structures have been established.
安全性プロファイル
Poison by intravenous route. Anexperimental teratogen. Other experimental reproductiveeffects. When heated to decomposition it emits acridsmoke and irritating fumes.
アンジオテンシンⅡ 上流と下流の製品情報
原材料
準備製品