多硫化物 化学特性,用途語,生産方法
解説
多硫化物,ポリ硫化物ともいう。一般式 MI2SN" で表わされる硫化物の総称。一般の金属の硫化物は MIHS" 型の酸性硫化物,MI2S 型の正規 (中性) 硫化物の2系列を形成するが,アルカリ金属および若干のアルカリ土類金属は多硫化物をつくる。これらの硫化物の水溶液は多量の硫黄を溶かし,黄色ないし赤褐色の溶液をつくるが,これは多硫化物の形成に起因する。 n は 2~5 の値をとる。多硫化物はすべて水に易溶,酸を加えると硫黄を遊離する。非金属元素の多硫化物に相当するものに多硫化水素がある。多硫化アンモニウム (黄色硫化アンモニウム) は定性分析の分離試薬として広く用いられている。
多硫化物 上流と下流の製品情報
原材料
準備製品