十字石 化学特性,用途語,生産方法
解説
十字石は，泥質岩起源の結晶片岩や片麻(へんま)岩中に、鉄礬(てつばん)ざくろ石、紅柱石、藍晶(らんしょう)石、珪線(けいせん)石などと産する鉱物。柱状の結晶をなすことが多く、しばしば直交（約90度）あるいは斜交（約60度）する貫入双晶をして十字形になることからこの名がある。日本では富山県宇奈月(うなづき)地方の雲母(うんも)片岩中に大きな結晶が多産する。また、火山岩の捕獲結晶としても産する。赤褐〜黄褐色，透明〜半透明，ガラス光沢または樹脂光沢を示し，単斜晶系で，結晶は短柱状，ふつう十字形の貫入双晶を示す。比重3.6〜3.8，硬度７〜7.5，へき開明瞭。光学的２軸性で，薄片では無色，黄金色，淡黄色の多色性を示す。組成はたいへん変化が多く，Fe2Al9O6（SiO4）4（O，OH）2など。
株式会社平凡社 百科事典マイペディアについて 情報
化学的特性
Staurolite, a complex iron-aluminum silicate, has been commercially recovered from various placer deposits in the southeastern United States, with one located at a DuPont operation in Starke, Florida. Its hardness, measured at 7 to 7.5 on the Mohs scale, is equal to or slightly higher than that of quartz. Staurolite is primarily used for pressure blasting.
工業用途
Sandblasting abrasives (90%), foundry sand.
十字石 上流と下流の製品情報
原材料
準備製品