タンニン酸アルブミン,収斂(しゅうれん)止痢剤で、タンニン酸とアルブミンの化合物。淡褐色の粉末で、無臭またはわずかに特異なにおいを有する。水に溶解せず、胃ではなんら作用を示さず、腸に入り膵液(すいえき)で徐々に分解してタンニン酸を遊離し、腸管全体にわたって緩和な収斂作用を及ぼし、止痢作用を現す安全な止痢剤である。1回1グラムを1日3~4回内服する。