GOOSE 化学特性,用途語,生産方法
解説
カモ目カモ科のうちのガン類Anserinaeの総称。カリともいう。ガン類は一般にハクチョウ類とカモ類の中間の大きさの鳥で,カモ科の中では最も陸上生活に適応している。マガン(イラスト),ヒシクイ(イラスト),ハイイロガン(イラスト),シジュウカラガン(イラスト),カササギガン,ロウバシガン,コバシガンなどの仲間があり,世界中に広く分布はしているが,アフリカとオーストラリアには種類は少ない。カモ類と異なって,多くのものは雌雄同色であるが,コバシガン類の中には雌雄異色のものがある。
株式会社平凡社 世界大百科事典 第2版について 情報
形態
雌雄が同型の水鳥で、羽色は一般にじみで光沢ある色彩はないが、ハクガンのように白色のものや、アオガンのように多色のものがある。嘴(くちばし)はカモ類より基部が高く側方の歯板(歯状突起)も粗く草食に適し、ヒシクイは堅いクワイなどもかじって食べる。頸(くび)と足がカモ類より長く、ハクチョウとの中間である。跗蹠(ふしょ)の鱗(うろこ)は網目状である。大きさは全長約30~100センチメートル。真正ガン類では全長約58~90センチメートルである。
分類
日本産はすべて冬鳥である。マガン属ではマガンとヒシクイがおもで、少数のカリガネ、まれなハクガン、減少してまれになったサカツラガン、迷鳥のミカドガンなどがある。カナダガン属ではコクガンのほか、シジュウカラガンがまれにみられる。世界的には次の種類がある。
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