塩化マンガン(II)四水和物 化学特性,用途語,生産方法
外観
うすい紅色の結晶
定義
本品は、次の化学式で表される無機塩である。
溶解性
水に極めて溶けやすく、エタノールにやや溶けやすい。
解説
塩化マンガン(Ⅱ):MnCl2(125.84).二塩化マンガンともいう.熱した金属マンガン,酸化マンガン(Ⅱ),炭酸マンガン(Ⅱ)などに塩化水素ガスを作用させて得られる.薄桃色の結晶(六方晶系).密度2.98 g cm-3.融点650 ℃,沸点1190 ℃.常磁性が強く,磁化率χ = 110.95×10-6 e.m.u..水に易溶,エタノールに可溶,エーテルに不溶.水溶液を58 ℃ 以下で濃縮すると四水和物が得られる.四水和物は薄桃色の結晶(単斜晶系)で,α形(安定),β形(不安定)の2変態がある.水に易溶,エタノールに可溶,エーテルに不溶.塩素化触媒,顔料,塗料,染料,印刷インキの乾燥剤,フラックス,パッチテスト試薬などに用いられる.[CAS 7773-01-5:MnCl2][CAS 13446-34-9:MnCl2・4H2O]
塩化マンガン:化数 2,3,4の化合物があるが,おもに塩化マンガン(II)MnCl2をさし,一般には二塩化マンガンという。無水物のほかに 2,4,6水和物が知られている。2水和物はやや潮解性のばら赤色の結晶。4水和物もばら赤色の結晶であるが,6水和物はほとんど無色の結晶である。無水和物,4水和物は水,アルコールに可溶。4水和物は染色,顔料,電池用二酸化マンガンの原料,亜麻仁油を使うペンキや印刷用インキの乾燥剤,有機物塩素化の触媒などに使われる。
用途
医薬(MRI用造影剤,無機質性剤),顔料?塗料?ガラス原料,塩化物合成触媒, (NITE CHRIP)
用途
高純度金属化合物。
用途
有機合成触媒、他のマンガン化合物製造原料、塗料乾燥剤、染色助剤。
用途
分析におけるMnイオン供給源、有機合成触媒。
効能
診断補助薬 (造影剤), 栄養補助剤
特徴
八面体(2Clは互いにシス位).Mn-Cl 247.5 pm,255.0 pm,Mn-O 218.5~222.4 pm
商品名
ボースデル (Meiji Seikaファルマ)
使用上の注意
純度は金属ベースで差数法によって算出したもので、重量又は容量分析等の化学的方法によるものではありません。使用目的により、正確な含量が必要な場合は、それらの方法によって測定する必要があります。
化学的特性
Crystalline
使用
Manganese chloride tetrahydrate is a useful agent to detect phospholipid vesicles.
一般的な説明
Manganese(II) chloride tetrahydrate is a hydrated metal chloride.3 Its toxicity in Swiss mice has been assessed. It participates in the preparation of metal(II) complexes of mixed ligands-dimethydithiocarbamic and
p-aminobenzoic acids.3
純化方法
It crystallises from water (0.3mL/g) on cooling. The red-rose tetrahydrate melts at ~52o and forms the dihydrate salt which loses all its H2O at 198o to give MnCl2. It is soluble in EtOH.
参考文献
A. Zalkin, J.D. Forrester, D.H. Templeton, Inorg. Chem., 3, 529 (1964), DOI: 10.1021/ic50014a017.Z.M. El Saffar, G.M. Brown, Acta Crystallogr., Sect. B, 27, 66 (1971), DOI: 10.1107/S0567740871001717.
塩化マンガン(II)四水和物 上流と下流の製品情報
原材料
準備製品