キタサマイシン酢酸エステル 化学特性,用途語,生産方法
外観
本品は白色~淡黄白色の粉末である.
本品はメタノール又はエタノール(95)に極めて溶けやすく,
水にほとんど溶けない.
効能
抗生物質, タンパク質合成阻害薬
確認試験
(1) 本品のメタノール溶液(1→40000)につき,紫外可視
吸光度測定法〈2.24〉により吸収スペクトルを測定し,本品
のスペクトルと本品の参照スペクトルを比較するとき,両者
のスペクトルは同一波長のところに同様の強度の吸収を認め
る.
(2) 本品につき,赤外吸収スペクトル測定法〈2.25〉の臭
化カリウム錠剤法により試験を行い,本品のスペクトルと本
品の参照スペクトルを比較するとき,両者のスペクトルは同
一波数のところに同様の強度の吸収を認める.
定量法
次の条件に従い,抗生物質の微生物学的力価試験法
の円筒平板法により試験を行う.
(ⅰ) 試験菌 Bacillus subtilis ATCC 6633を用いる.
(ⅱ) 培地 培地(1)の1)のⅰを用いる.
(ⅲ) 標準溶液 ロイコマイシンA5標準品約30mg(力価)に対
応する量を精密に量り,メタノール10mLに溶かし,水を加
えて正確に100mLとし,標準原液とする.標準原液は5℃以
下に保存し,3日以内に使用する.用時,標準原液適量を正
確に量り,pH8.0の0.1mol/Lリン酸塩緩衝液を加えて1mL中
に30μg(力価)及び7.5μg(力価)を含むように薄め,高濃度標
準溶液及び低濃度標準溶液とする.
(ⅳ) 試料溶液 本品約30mg(力価)に対応する量を精密に量
り,メタノール25mLに溶かし,水を加えて正確に50mLと
し,よく振り混ぜた後,37±2℃で24時間放置する.この液
適量を正確に量り,pH8.0の0.1mol/Lリン酸塩緩衝液を加え
て1mL中に30μg(力価)及び7.5μg(力価)を含むように薄め,
高濃度試料溶液及び低濃度試料溶液とする.
貯法
容器 気密容器.
キタサマイシン酢酸エステル 上流と下流の製品情報
原材料
準備製品