急性毒性
経口
【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。なお、新たな知見に基づき、分類結果を変更した。
【根拠データ】 (1)ラットのLD50:> 5,000 mg/kg(REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022))
経皮
【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。なお、新たな知見に基づき、分類結果を変更した。
【根拠データ】 (1)ウサギのLD50:> 5,000 mg/kg(REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022))
吸入: ガス
【分類根拠】 GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。
吸入: 蒸気
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
吸入: 粉じん及びミスト
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。なお、新たな知見に基づき、分類結果を変更した。
【根拠データ】 (1)ウサギ(n=4)を用いた皮膚刺激性試験(OECD TG 404、GLP、半閉塞、4時間適用、72時間観察)において、パッチ除去1時間後に皮膚の紅斑がみられたが、24時間後以降には刺激性影響はみられなかった(紅斑・痂皮スコア:0/0/0/0、浮腫スコア:0/0/0/0)との報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2022))。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。なお、新たな知見に基づき、分類結果を変更した。
【根拠データ】 (1)ウサギ(n=3)を用いた眼刺激性試験(OECD TG 405、GLP、72時間観察)において、全例で24時間後に軽微な結膜発赤がみられたが、影響は72時間以内に回復した(角膜混濁スコア:0/0/0、虹彩炎スコア:0/0/0、結膜発赤スコア:0.3/0.3/0.7、結膜浮腫スコア:0/0/0)との報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2022))。 (2)In vitro 眼刺激性試験(OECD TG 437、GLP)において、in vitro刺激性スコア(IVIS)=0.2(区分に該当しない範囲の結果)との報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2022))。
呼吸器感作性
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。なお、新たな知見に基づき、分類結果を変更した。
【根拠データ】 (1)モルモット(n=20)を用いたMaximisation試験(OECD TG 406、GLP、皮内投与:5%溶液)において、惹起終了24、48時間後の陽性率はともに0%(0/20例)であったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2022))。 (2)マウス(n=4/群)を用いた局所リンパ節試験(LLNA)(ORCD TG 429相当、GLP)において、SI値は1.02(1%)、2.15(10%)、2.42(30%)であった(区分に該当しない範囲の結果)との報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2022))。
生殖細胞変異原性
【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。なお、新たな知見に基づき分類結果を見直した。
【根拠データ】 (1)In vivoでは、マウスの骨髄細胞を用いた小核試験(純度86%、単回腹腔内投与、投与量:~1,600 mg/kg(1回目)、~1,400 mg/kg(2回目))で、2回とも結果は陰性であった(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2022))。 (2)In vitroでは、複数の細菌を用いた復帰突然変異試験、及びチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いた遺伝子突然変異試験で、いずれも陰性の結果が得られている(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2022)、安衛研変異原性試験結果 (Accessed Oct. 2022))。
発がん性
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
生殖毒性
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
【参考データ等】 (1)REACH登録事業者により本物質のREAD ACROSS参照物質とされた(E)-oxacyclohexadec-12-en-2-one、(E)-oxacyclohexadec-13-en-2-one、(Z)-oxacyclohexadec-(12)-en-2-one、(Z)-oxacyclohexadec-(13)-en-2-oneの混合物(EC番号:422-320-3、CAS登録番号:なし)について、ラットを用いた発生毒性試験(OECD TG414、GLP、50~1,000 mg/kg/day)において、限度用量の1,000 mg/kg/dayまで、母動物、胎児ともに異常はみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2022))。
特定標的臓器毒性 (単回ばく露)
【分類根拠】 (1)、(2)より、経口及び経皮経路では区分に該当しない。ただし、その他の経路ではデータ不足のため分類できない。
【根拠データ】 (1)ラットを用いた単回経口投与試験では、5,000 mg/kgで軽度の嗜眠がみられた以外に異常はなく、死亡例もみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022))。 (2)ラットを用いた単回経皮投与試験では、5,000 mg/kgで適用部位の刺激性変化(軽度~中程度の発赤、紅斑)がみられた以外に異常はなく、死亡例もみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022))。
特定標的臓器毒性 (反復ばく露)
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。
誤えん有害性*
データ不足のため分類できない。
* JIS Z7252の改訂により吸引性呼吸器有害性から項目名が変更となった。