急性毒性
経口
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
経皮
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
吸入:ガス
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における固体である。
吸入:蒸気
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における固体である。
吸入:粉じん及びミスト
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
呼吸器感作性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
生殖細胞変異原性
GHS分類: 分類できない In vivoでは、マウスの骨髄細胞を用いる小核試験で陰性 (厚生労働省化学物質毒性試験報告 (Access on August 2016))、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陰性、哺乳類培養細胞の染色体異常試験で陽性である (厚生労働省化学物質毒性試験報告 (Access on August 2016))。以上より、ガイダンスに従い分類できないとした。
発がん性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
生殖毒性
GHS分類: 分類できない ラットを用いた強制経口投与による簡易生殖毒性試験 (OECD TG 421) において、親動物には雄に肝臓の大型化及び小葉中心性肝細胞肥大が認められた高用量 (100 mg/kg/day) まで、親動物の生殖能への影響はなく、児動物にも分類根拠とならない軽微な影響 (体重の低値又は低値傾向、死産児率の高値傾向、出生児数及び出生率の低値傾向) がみられたのみであった (厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on September 2016))。すなわち、本試験では生殖発生影響は認められなかったが、スクリーニング試験のため、この結果のみでは区分外には分類できない。この他には分類に利用可能な情報はなく、データ不足のため分類できない。
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
GHS分類: 区分1 (腎臓)、区分2 (肝臓) ヒトに関する情報はない。 実験動物では、ラットを用いた強制経口投与による28日間反復投与毒性試験において、区分1相当である20 mg/kg/day (90日換算値:6.2 mg/kg/day) 以上の雄で腎臓の近位尿細管にPAS染色陰性の好酸体 (用量増加とともに減少)、PAS染色陽性の硝子滴、傷害された尿細管の再生像、区分2相当である100 mg/kg/day (90日換算値:31.1 mg/kg/day) 以上で総コレステロール・総ビリルビン増加 (雄)、血糖減少(雄)、腎臓・肝臓重量増加 (雄)、肝細胞腫大及び副腎皮質束状帯細胞の空胞化 (雌雄)、腎臓の糸球体毛細血管拡張 (雌) がみられ、区分2を超える用量である500 mg/kg/day (90日換算値:155.6 mg/kg/day) で総蛋白・トリグリセリド増加 (雌雄)、血糖減少 (雌)、活性化部分トロンボプラスチン時間の延長 (雌雄)、γGT・血中尿素窒素・無機リン増加 (雄)、AST・カルシウム増加 (雌)、腎臓・肝臓重量増加 (雌)、副腎重量増加 (雄)、小腸粘膜上皮の脂質蓄積による空胞化及び腺胃粘膜びらん (雌雄) がみられている (厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on August 2016))。 これらの所見から、肝臓、副腎、腎臓、消化管が標的臓器と考えられたが、区分2までの範囲では副腎、消化管に重篤な所見はないと考えられる。したがって、区分1 (腎臓)、区分2 (肝臓) とした。
吸引性呼吸器有害性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。