11.1 毒性情報
急性毒性
症状: 粘膜の炎症, 咳, 息切れ, おそれのある障害:, 気管の損傷
LD50 経皮 - ラット - 620.0 mg/kg
備考: (RTECS)
値は以下の物質と同様に得られる。 o-クレゾール
LD50 経口 - ラット - 121.0 mg/kg
備考: 行動:痙攣、または発作閾値への影響
肺、胸郭、または呼吸機能:呼吸困難
胃腸:胃潰瘍または胃出血
(RTECS)
値は以下の物質と同様に得られる。 o-クレゾール
症状: 飲み込むと、口内および喉に重症の火傷をおこすだけでなく、食道、胃に穴をあける危険性もあ
る。
皮膚腐食性/刺激性
皮膚に炎症を引き起こす。 (EU) 1272/2008規則, Annex VI (Table 3.1/3.2)に基づく分類 値は以下
の物質と同様に得られる。
眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性
重篤な眼の損傷。 (EU) 1272/2008規則, Annex VI (Table 3.1/3.2)に基づく分類 値は以下の物質と
同様に得られる。
呼吸器感作性又は皮膚感作性
データなし
生殖細胞変異原性
試験タイプ: Ames 試験
テストシステム: Salmonella typhimurium
代謝活性化: 代謝活性化の存在または不存在
方法: OECD 試験ガイドライン 471
結果: 陰性
備考: 値は以下の物質と同様に得られる。 o-クレゾール試験タイプ: in vitro哺乳動物細胞遺伝子変異
試験
テストシステム: マウスリンパ腫細胞
代謝活性化: 代謝活性化の存在または不存在
方法: OECD 試験ガイドライン 476
結果: 陰性
備考: 値は以下の物質と同様に得られる。 o-クレゾール試験タイプ: in vitro染色体異常試験
テストシステム: チャイニーズハムスター卵巣細胞
代謝活性化: 代謝活性化の存在または不存在
方法: OECD 試験ガイドライン 473
結果: 陽性
備考: 値は以下の物質と同様に得られる。 o-クレゾール発がん性
データなし
生殖毒性
データなし
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
データなし
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
データなし
誤えん有害性
データなし
11.2 追加情報
反復投与毒性 - ラット - オスおよびメス - 経口 - 13 週 - 無毒性レベル - 50 mg/kg
備考: (ECHA)
値は以下の物質と同様に得られる。 o-クレゾール
粘膜、上気道、眼および皮膚の組織に極めて有害である。, 痙縮、喉頭の炎症および水腫, 痙縮、気管支
の炎症および水腫, 肺臓炎, 肺水腫, 灼熱感, 咳, 喘鳴, 喉頭炎, 息切れ, 頭痛, 吐き気, 嘔吐, 中枢神経系
抑鬱, 下痢, 胃腸不全
化学的、物理的および毒性学的性質の研究は不十分と考えられる。
全身への影響
頭痛
吐き気
嘔吐
めまい
興奮、けいれん
心血管障害
吸収後
傷害される部位
中枢神経系
肝臓
腎臓
その他の危険な特徴を除外してはならない。
本品は特に慎重に取り扱うこと。