抗不安薬
不安は様々な精神疾患の一般的な症状であり，不安症は急性の不安発作を繰り返すことを特徴とする神経症であり，それに自律神経機能障害を伴う。発作時，多くの患者は恐怖、緊張、不安、動悸、冷や汗、震えや睡眠障害等を感じる。不安症又は不安状態にかかわらず，臨床で一般的に抗不安薬を用いて治療する。多くの心身症、精神的と器質的な病気、更年期症候群，及びストレス状態も通常に不安を伴う。抗不安薬は中枢神経系の他の機能に影響を及ばさない状況で，不安を選択的に解消する薬物である。一般的に用いられる抗不安薬はジアゼパムを代表とするベンゾジアゼピン系薬及びメプロバメートを代表とするプロピレングリコール系薬等を有する。鎮静催眠薬、抗精神病薬、抗うつ薬、βブロッカー等は治療している疾患に作用を果たすと同時に一定の抗不安作用を有し，５－ＨＴの再吸収作用を阻害する抗うつ薬も優れた抗不安作用を有する。
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