11.1 毒性情報
急性毒性
LD50 経口 - マウス - オスおよびメス - 617 mg/kg
(OECD 試験ガイドライン 401)
備考: 値は以下の物質と同様に得られる。 アセトニトリル
LC50 吸入 - マウス - オスおよびメス - 4 h - 6.022 mg/l - 蒸気
(OECD 試験ガイドライン 403)
備考: 値は以下の物質と同様に得られる。 アセトニトリル
急性毒性推定値: 経皮 - 1,500 mg/kg
備考: (EU) 1272/2008規則, Annex VI (Table 3.1/3.2)に基づく分類
値は以下の物質と同様に得られる。 アセトニトリル
(専門家の判断)
皮膚腐食性/刺激性
(OECD 試験ガイドライン 404)
備考: 値は以下の物質と同様に得られる。 アセトニトリル
結果: 皮膚刺激なし - 4 h
皮膚 - ウサギ
眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性
眼 - ウサギ
(OECD 試験ガイドライン 405)
備考: (EU) 1272/2008規則, Annex VI (Table 3.1/3.2)に基づく分類
値は以下の物質と同様に得られる。 アセトニトリル
結果: 強い眼刺激。
呼吸器感作性又は皮膚感作性
ビューラー法 - モルモット
結果: 陰性
(OECD 試験ガイドライン 406)
備考: 値は以下の物質と同様に得られる。 アセトニトリル
生殖細胞変異原性
試験タイプ: Ames 試験
代謝活性化: 代謝活性化の存在または不存在
備考: (ECHA)
値は以下の物質と同様に得られる。 アセトニトリル試験タイプ: in vitro哺乳動物細胞遺伝子変異試験
テストシステム: チャイニーズハムスター卵巣細胞
代謝活性化: 代謝活性化の存在または不存在
結果: 陰性
備考: 値は以下の物質と同様に得られる。 アセトニトリル試験タイプ: 変異原性(ほ乳類での細胞試験)
染色体異常。
テストシステム: チャイニーズハムスター卵巣細胞
代謝活性化: 代謝活性化の存在または不存在
結果: 幾つかのin vitro試験で陽性の結果が得られた。
備考: (米)国家毒性ブログラム
値は以下の物質と同様に得られる。 アセトニトリル試験タイプ: 姉妹染色分体交換試験
テストシステム: チャイニーズハムスター卵巣細胞
代謝活性化: 代謝活性化
結果: 陰性
値は以下の物質と同様に得られる。 アセトニトリルテストシステム: Saccharomyces cerevisiae
代謝活性化: 代謝活性化なし
結果: 陽性
備考: 細胞遺伝分析試験
(ECHA)
値は以下の物質と同様に得られる。 アセトニトリル試験タイプ: in vitro哺乳動物細胞遺伝子変異試験
テストシステム: Mouse lymphoma test
代謝活性化: 代謝活性化の存在または不存在
方法: OECD 試験ガイドライン 476
結果: 陰性
備考: 値は以下の物質と同様に得られる。 アセトニトリル
試験タイプ: 小核試験
種: マウス
方法: OECD 試験ガイドライン 474
結果: 陰性
備考: 値は以下の物質と同様に得られる。 アセトニトリル
備考: 姉妹染色分体交換
テストシステム: ネズミチフス菌(S. typhimurium)
方法: US-EPA
投与経路: 腹腔内
結果: 陰性
発がん性
動物検査において発ガン性の証拠は無い。
生殖毒性
この物質または混合物は特定標的臓器毒性物質(単回ばく露)としては未分類。
この物質または混合物は特定標的臓器毒性物質(反復ばく露)としては未分類。誤えん有害性
吸引性呼吸器有害性には分類されていない
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
動物実験では繁殖力への影響は無かった。
11.2 追加情報
化学的、物理的および毒性学的性質の研究は不十分と考えられる。
シアノイド中毒として処置する。, シアン用救急薬品キットと適切な指示書を身近に常備する。, 初期の
症状は、一般的にシアン化物への変換後まで遅延する。, 吐き気, 嘔吐, 下痢, 頭痛, めまい, 発疹, チア
ノーゼ, 興奮, 抑制, 眠気, 判断障害, 協調欠如, 昏迷, 死亡
化学的、物理的および毒性学的性質の研究は不十分と考えられる。