安全データシート

S-(2-メチル-1-ピペリジル-カルボニルメチル)ジプロピルジチオホスフェイト

改訂日:2024-01-29版番号:1

1. 化学品及び会社情報

製品識別子

  • 製品名: S-(2-メチル-1-ピペリジル-カルボニルメチル)ジプロピルジチオホスフェイト
  • CB番号: CB5669611
  • CAS: 24151-93-7
  • 同義語: S-(2-メチル-1-ピペリジル-カルボニルメチル)ジプロピルジチオホスフェイト

物質または混合物の関連する特定された用途、および推奨されない用途

  • 関連する特定用途: 除草剤(失効農薬)
  • 推奨されない用途: なし

会社ID

  • 会社名:Chemicalbook
  • 住所:北京市海淀区上地十街匯煌国際1号棟
  • 電話:400-158-6606

2. 危険有害性の要約

GHS分類

分類実施日
(物化危険性及び健康有害性)
GHS改訂4版を使用
H31.3.15、政府向けGHS分類ガイダンス (H25年度改訂版 (ver1.1):JIS Z7252:2014準拠) を使用
物理化学的危険性
-
健康に対する有害性
急性毒性(経口)   区分4
分類実施日
(環境有害性)
環境に対する有害性はH18年度、GHS分類マニュアル(H18.2.10版)を使用
環境に対する有害性
水生環境有害性(長期間)   区分2
水生環境有害性(急性)   区分2

GHSラベル要素

絵表示
感嘆符   環境
GHS06GHS09
注意喚起語
警告
危険有害性情報
飲み込むと有害 水生生物に毒性 長期継続的影響により水生生物に毒性
注意書き
安全対策
情報なし
応急措置
飲み込んだ場合:気分が悪い時は医師に連絡すること。 口をすすぐこと。 漏出物を回収すること。
保管
廃棄
内容物/容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に依頼して廃棄すること。
他の危険有害性
-

3. 組成及び成分情報

  • 単一製品・混合物の区別: 単一製品
  • 化学名又は一般名: S-(2-メチル-1-ピペリジル-カルボニルメチル)ジプロピルジチオホスフェイト
  • 別名: ジチオリン酸S-[2-(2-メチル-1-ピペリジニル)-2-オキソエチル]O,O-ジプロピル(別名-ピペロホス)   S-(2-メチル-1-ピペリジル-カルボニルメチル)ジプロピルジチオホスファート
  • 濃度又は濃度範囲: 100%
  • 分子式 (分子量): C14H28NO3PS2 (353.48)
  • CAS番号: 24151-93-7
  • 官報公示整理番号
    (化審法)
    : 情報なし
  • 官報公示整理番号
    (安衛法)
    : 情報なし
  • 分類に寄与する不純物及び
    安定化添加物
    : -

4. 応急措置

「2.危険有害性の要約」における応急措置も確認すること。

吸入した場合

気分が悪い時は、医師の診断、手当を受けること。

皮膚に付着した場合

水と石鹸で洗うこと。
皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。

眼に入った場合

水で数分間注意深く洗うこと。
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。

飲み込んだ場合

口をすすぐこと。
気分が悪い時は、医師に連絡すること。

急性症状及び遅発性症状の最も重要な徴候症状

データなし

応急措置をする者の保護

データなし

医師に対する特別な注意事項

データなし

5. 火災時の措置

消火剤

泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類

使ってはならない消火剤

棒状放水、水噴霧

特有の危険有害性

火災によって刺激性、腐食性及び/又は毒性のガスを発生するおそれがある。 熱、火花及び火炎で発火するおそれがある。

特有の消火方法

危険でなければ火災区域から容器を移動する。 消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。

消火を行う者の保護

消火作業の際は、適切な空気呼吸器、化学用保護衣を着用する。

6. 漏出時の措置

人体に対する注意事項、保護具及び緊急措置

情報なし

環境に対する注意事項

情報なし

封じ込め及び浄化の方法及び機材

情報なし

7. 取扱い及び保管上の注意

取扱い

技術的対策
『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。
安全取扱い注意事項
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
飲み込みを避けること。
環境への放出を避けること。
接触回避
情報なし
衛生対策
情報なし

保管

安全な保管条件
情報なし
安全な容器包装材料
データなし

8. ばく露防止及び保護措置

管理濃度

未設定

許容濃度

日本産衛学会(2019年度版)
未設定

許容濃度

ACGIH(2019年度版)
未設定

設備対策

特別な換気要求事項はない。 本製品を貯蔵又は使用する設備は、眼洗浄施設及び安全シャワーを設置したほうがよい。 適切な呼吸器保護具を着用すること。

保護具

呼吸用保護具
情報なし
手の保護具
適切な保護手袋を着用すること。
眼の保護具
適切な眼の保護具を着用すること。
皮膚及び身体の保護具
適切な保護衣を着用すること。

9. 物理的及び化学的性質

物理的状態

形状
液体
データなし
臭い
データなし
臭いのしきい(閾)値
情報なし
pH
データなし

融点・凝固点

<25℃: NITE (Access on Nov.2008)

沸点、初留点及び沸騰範囲

>250℃: NITE (Access on Nov.2008)

引火点

データなし

蒸発速度(酢酸ブチル=1)

データなし

燃焼性(固体、気体)

データなし

燃焼又は爆発範囲

データなし

蒸気圧

2.4×10-07 mm Hg: NITE (Access on Nov.2008)

蒸気密度

データなし

比重(相対密度)

1.13 at 20℃: NITE (Access on Nov.2008)

溶解度

水: 25mg/L at 20℃: NITE (Access on Nov.2008)

n-オクタノール/水分配係数

4.3: NITE (Access on Nov.2008)

自然発火温度

データなし

分解温度

データなし

粘度(粘性率)

データなし

10. 安定性及び反応性

反応性

「危険有害反応可能性」を参照。

化学的安定性

情報なし

危険有害反応可能性

データなし

避けるべき条件

データなし

混触危険物質

データなし

危険有害な分解生成物

データなし

11. 有害性情報

急性毒性

経口
ラットを用いた経口投与試験のLD50値324mg/kg(RTECS, 1998)に基づき区分4とした。
経皮
ラットを用いた経皮投与試験のLD50値>2150mg/kg(RTECS, 1998)との報告しかなく、分類できない。
吸入:ガス
GHSの定義における液体。
吸入:蒸気
ラットを用いた吸入投与試験のLD50値>0.98 mg/L/4H(>1.96 mg/L/1H)(RTECS, 1998)との報告しかなく、分類できない。
吸入:粉じん及びミスト
データなし。

皮膚腐食性及び皮膚刺激性

データなし。

眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性

データなし。

呼吸器感作性

データなし。

皮膚感作性

データなし。

生殖細胞変異原性

データなし。

発がん性

データなし。

生殖毒性

データなし。

12. 環境影響情報

生態毒性

水生環境有害性(急性)
魚類(グッピー)の96時間LC50=4000μg/L(AQUIRE、2003)から、区分2とした。
水生環境有害性(長期間)
急性毒性が区分2、急速分解性がないと推定され(BIOWIN)、生物蓄積性があると推定される(log Kow=4.04(PHYSPROP Database、2005))ことから、区分2とした。

オゾン層への有害性

-

13. 廃棄上の注意

残余廃棄物

廃棄においては、関連法規ならびに地方自治体の基準に従うこと。都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。廃棄物の処理を委託する場合、処理業者等に危険性、有害性を十分告知の上処理を委託する。

汚染容器及び包装

容器は洗浄してリサイクルするか、関連法規制ならびに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。

14. 輸送上の注意

国際規制

国連番号
該当しない
国連品名
該当しない
国連危険有害性クラス
該当しない
副次危険
該当しない
容器等級
該当しない
海洋汚染物質
該当しない
MARPOL73/78附属書Ⅱ及び
IBCコードによるばら積み
輸送される液体物質
該当しない

国内規制

海上規制情報
該当しない
航空規制情報
該当しない
陸上規制情報
消防法、毒物及び劇物取締法の規定に従う。

特別な安全上の対策

消防法、毒物及び劇物取締法の規定によるイエローカード携行の対象物

その他 (一般的) 注意

化学品を扱う場合の一般的な注意として、輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 重量物を上積みしない。

緊急時応急措置指針番号*

該当しない

15. 適用法令

毒物及び劇物取締法

劇物(指定令第2条)

消防法

危険物第4類(引火点不明)

16. その他の情報

略語と頭字語

TWA: 時間加重平均
STEL: 短期暴露限度
RID: 鉄道による危険物の国際運送に関する規則
LD50: 致死量 50%
LC50: 致死濃度 50%
IMDG: 国際海上危険物
IATA:国際航空運送協会
EC50: 有効濃度 50%
CAS: ケミカルアブストラクトサービス
ADR: 道路による危険物の国際輸送に関する欧州協定

参考文献

【12】IARC - 国際がん研究機関、ウェブサイト http://www.iarc.fr/
【11】HSDB - 有害物質データバンク、ウェブサイト https://toxnet.nlm.nih.gov/newtoxnet/hsdb.htm
【10】有害物質に関するドイツ GESTIS データベース、ウェブサイトhttp://www.dguv.de/ifa/gestis/gestis-stoffdatenbank/index-2.jsp
【9】ERG - 米国運輸省による緊急対応ガイドブック、ウェブサイトhttp://www.phmsa.dot.gov/hazmat/library/erg
【8】eChemPortal - OECD 化学物質情報グローバルポータル、ウェブサイトhttp://www.echemportal.org/echemportal/index?pageID=0&request_locale=en
【7】ECHA - 欧州化学物質庁、ウェブサイト https://echa.europa.eu/
【6】ChemIDplus、ウェブサイト http://chem.sis.nlm.nih.gov/chemidplus/chemidlite.jsp
【5】カメオケミカルズ公式サイト http://cameochemicals.noaa.gov/search/simple
【4】NITE化学物質総合情報提供システム (NITE-CHRIP)https://www.nite.go.jp/
【3】化学物質排出把握管理促進法(PRTR法) https://www.chemicoco.env.go.jp
【2】化学物質審査規制法(化審法)https://www.env.go.jp
【1】労働安全衛生法 ウェブサイト https://www.mhlw.go.jp
【14】Sigma-Aldrich、ウェブサイト https://www.sigmaaldrich.com/
【13】IPCS - The International Chemical Safety Cards (ICSC)、ウェブサイトhttp://www.ilo.org/dyn/icsc/showcard.home
免責事項:

本MSDS中の情報は指定された製品にのみ適用され、特に規定がない限り、本製品とその他の物質の混合物には適用されません。本MSDSは、製品使用者の適切な専門的なトレーニングを受けた者にのみ製品安全情報を提供します。本MSDSの使用者は、本SDSの適用性について独自に判断しなければならない。本MSDSの著者は、本MSDSの使用によるいかなる傷害にも責任を負わない。

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