安全データシート

t-ブチルカルバミン酸-m-(N,Nジメチルウレイド)フェニル

改訂日:2024-01-29版番号:1

1. 化学品及び会社情報

製品識別子

  • 製品名: t-ブチルカルバミン酸-m-(N,Nジメチルウレイド)フェニル
  • CB番号: CB0438920
  • CAS: 4849-32-5
  • 同義語: t-ブチルカルバミン酸-m-(N,Nジメチルウレイド)フェニル

物質または混合物の関連する特定された用途、および推奨されない用途

  • 関連する特定用途: 農薬 (除草剤) (NITE-CHRIPより引用)
  • 推奨されない用途: なし

会社ID

  • 会社名:Chemicalbook
  • 住所:北京市海淀区上地十街匯煌国際1号棟
  • 電話:400-158-6606

2. 危険有害性の要約

GHS分類

分類実施日
(物化危険性及び健康有害性)
JIS Z7252:2019準拠 (GHS改訂6版を使用)
R3.3.12、政府向けGHS分類ガイダンス (令和元年度改訂版 (ver2.0)) を使用
物理化学的危険性
-
健康に対する有害性
-
分類実施日
(環境有害性)
未実施
環境に対する有害性
-
絵表示
GHS07GHS09
注意喚起語
-
危険有害性情報
-
注意書き
安全対策
-
応急措置
-
保管
-
廃棄
-
他の危険有害性
情報なし

3. 組成及び成分情報

  • 単一製品・混合物の区別: 単一製品
  • 化学名又は一般名: t-ブチルカルバミン酸-m-(N,Nジメチルウレイド)フェニル
  • 別名: 3-(3,3-ジメチルウレイド)フェニル=tert-ブチルカルバマート
  • 別名: カルブチレート
  • 濃度又は濃度範囲: 情報なし
  • 分子式 (分子量): C14H21N3O3 (279.33484)
  • CAS番号: 4849-32-5
  • 官報公示整理番号
    (化審法)
    : 3-2201
  • 官報公示整理番号
    (安衛法)
    : 情報なし
  • 分類に寄与する不純物及び安定化添加物: 情報なし

4. 応急措置

吸入した場合

空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
症状が続く場合には、医師に連絡すること。

皮膚に付着した場合

大量の水で洗うこと。症状が続く場合には、医師に連絡すること。

眼に入った場合

水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。症状が続く場合には、医師に連絡すること。

飲み込んだ場合

口をすすぐこと。気分が悪いときは医師に連絡すること。

急性症状及び遅発性症状の最も重要な徴候症状

情報なし

応急措置をする者の保護

情報なし

医師に対する特別な注意事項

情報なし

5. 火災時の措置

適切な消火剤

水噴霧、乾燥粉末消火薬剤、耐アルコール性泡消火薬剤、二酸化炭素

使ってはならない消火剤

棒状注水

特有の危険有害性

火災時に亜酸化窒素(一酸化窒素)、一酸化炭素と二酸化炭素が発生する可能性がある。

特有の消火方法

水を噴霧して容器類を冷却する。

消火を行う者の保護

自給式呼吸器を着用する。

6. 漏出時の措置

人体に対する注意事項、保護具及び緊急措置

状況に応じた適切な呼吸用保護具を使用すること。

環境に対する注意事項

周辺環境に影響がある可能性があるため、製品の環境中への流出を避ける。

封じ込め及び浄化の方法及び機材

粉じんが発生しないようにして回収する。
その後、エリアを換気し、漏洩場所を洗浄する。

7. 取扱い及び保管上の注意

取扱い

技術的対策
「8. ばく露防止及び保護措置」に記載の措置を行い、必要に応じて保護具を着用する。
安全取扱い注意事項
粉じんを発生させないようにする。
接触回避
「10. 安全性及び反応性」を参照。
衛生対策
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙しないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。

保管

安全な保管条件
容器を密閉し、涼しく乾燥した換気の良い場所で保管する。
安全な容器包装材料
情報なし

8. ばく露防止及び保護措置

管理濃度

未設定

許容濃度

日本産衛学会 (2020年度版)
未設定

許容濃度

ACGIH (2020年版)
未設定

設備対策

粉じんが発生する作業所においては、必ず密閉された装置、機器又は局所排気装置を使用する。

保護具

呼吸用保護具
状況に応じた適切な呼吸用保護具を使用すること。
手の保護具
手に接触する恐れがある場合、保護手袋を着用する。
眼の保護具
側面保護付きの保護眼鏡を着用する。
皮膚及び身体の保護具
必要に応じて保護衣、保護エプロン等を着用する。

9. 物理的及び化学的性質

物理的状態

物理状態
固体 (20℃、1気圧) (GHS判定)
白色ないし灰白色
臭い
データなし

融点/凝固点

176~177.5℃ (農薬工業会「日本農薬学会誌」第11巻第2号 (1986))

沸点、初留点及び沸騰範囲

データなし

可燃性

不燃性 (農薬工業会「日本農薬学会誌」第11巻第2号 (1986))

爆発下限界及び爆発上限界/可燃限界

該当しない

引火点

該当しない

自然発火点

該当しない

分解温度

データなし

pH

データなし

動粘性率

該当しない

溶解度

水: 325 ppm (20℃) (農薬工業会「日本農薬学会誌」第11巻第2号 (1986))

n-オクタノール/水分配係数

データなし

蒸気圧

データなし

密度及び/又は相対密度

データなし

相対ガス密度

該当しない

粒子特性

データなし

10. 安定性及び反応性

反応性

情報なし

化学的安定性

情報なし

危険有害反応可能性

情報なし

避けるべき条件

混触危険物質との接触

混触危険物質

強酸化剤

危険有害な分解生成物

火災時に亜酸化窒素 (一酸化窒素)、一酸化炭素と二酸化炭素が発生する可能性がある。

11. 有害性情報

急性毒性

経口
【分類根拠】
(1) より、区分に該当しないとした。

【根拠データ】
(1) ラットのLD50: 3,000 mg/kg (EHC 64 (1986))
経皮
【分類根拠】
(1) より、区分に該当しないとした。

【根拠データ】
(1) ラットのLD50: > 15,400 mg/kg (EHC 64 (1986))
吸入: ガス
【分類根拠】
GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。
吸入: 蒸気
【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
吸入: 粉じん及びミスト
【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

皮膚腐食性及び皮膚刺激性

【分類根拠】
(1) より、区分に該当しないとした。

【根拠データ】
(1) 本物質のウサギを用いた皮膚刺激性試験 (ドレイズ法) で、スコアは全て0であり、刺激性はみられなかった (農薬工業会「日本農薬学会誌」第11巻第2号 (1986))。

眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性

【分類根拠】
(1) より、区分に該当しないとした。

【根拠データ】
(1) 本物質のウサギを用いた眼刺激性試験 (ドレイズ法) で、適用1時間後には対光反応の異常、結膜の深紅色の発赤及びわずかな腫脹、分泌物がみられたが、24時間後には消失した (農薬工業会「日本農薬学会誌」第11巻第2号 (1986))。

呼吸器感作性

【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

皮膚感作性

【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

生殖細胞変異原性

【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【根拠データ】
(1) in vivoデータなし。
(2) in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陰性の報告がある (農薬工業会「日本農薬学会誌」第11巻第2号 (1986))。

発がん性

【分類根拠】
データがなく分類できない。

生殖毒性

【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

12. 環境影響情報

生態毒性

水生環境有害性 (急性)
-
水生環境有害性 (長期間)
-

オゾン層への有害性

-

13. 廃棄上の注意

残余廃棄物

廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。廃棄物の処理を委託する場合、処理業者等に危険性、有害性を十分告知の上処理を委託する。

汚染容器及び包装

容器は洗浄してリサイクルするか、関連法規制並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。

14. 輸送上の注意

国際規制

国連番号
-
国連品名
-
国連危険有害性クラス
-
副次危険
-
容器等級
-
海洋汚染物質
-
MARPOL73/78附属書Ⅱ及びIBCコードによるばら積み輸送される液体物質
-

国内規制

海上規制情報
-
航空規制情報
-
陸上規制情報
-

特別な安全上の対策

-

その他 (一般的) 注意

輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 重量物を上積みしない。

緊急時応急措置指針番号*

-

15. 適用法令

労働安全衛生法

-

化学物質排出把握管理促進法 (PRTR法)

-

毒物及び劇物取締法

-

16. その他の情報

略語と頭字語

TWA: 時間加重平均
STEL: 短期暴露限度
RID: 鉄道による危険物の国際運送に関する規則
LD50: 致死量 50%
LC50: 致死濃度 50%
IMDG: 国際海上危険物
IATA:国際航空運送協会
EC50: 有効濃度 50%
CAS: ケミカルアブストラクトサービス
ADR: 道路による危険物の国際輸送に関する欧州協定

参考文献

【14】Sigma-Aldrich、ウェブサイト https://www.sigmaaldrich.com/
【13】IPCS - The International Chemical Safety Cards (ICSC)、ウェブサイトhttp://www.ilo.org/dyn/icsc/showcard.home
【12】IARC - 国際がん研究機関、ウェブサイト http://www.iarc.fr/
【11】HSDB - 有害物質データバンク、ウェブサイト https://toxnet.nlm.nih.gov/newtoxnet/hsdb.htm
【10】有害物質に関するドイツ GESTIS データベース、ウェブサイトhttp://www.dguv.de/ifa/gestis/gestis-stoffdatenbank/index-2.jsp
【9】ERG - 米国運輸省による緊急対応ガイドブック、ウェブサイトhttp://www.phmsa.dot.gov/hazmat/library/erg
【8】eChemPortal - OECD 化学物質情報グローバルポータル、ウェブサイトhttp://www.echemportal.org/echemportal/index?pageID=0&request_locale=en
【7】ECHA - 欧州化学物質庁、ウェブサイト https://echa.europa.eu/
【6】ChemIDplus、ウェブサイト http://chem.sis.nlm.nih.gov/chemidplus/chemidlite.jsp
【5】カメオケミカルズ公式サイト http://cameochemicals.noaa.gov/search/simple
【4】NITE化学物質総合情報提供システム (NITE-CHRIP)https://www.nite.go.jp/
【3】化学物質排出把握管理促進法(PRTR法) https://www.chemicoco.env.go.jp
【2】化学物質審査規制法(化審法)https://www.env.go.jp
【1】労働安全衛生法 ウェブサイト https://www.mhlw.go.jp
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