11.1 毒性情報
急性毒性
経口: データなし
吸入: データなし
経皮: データなし
皮膚腐食性/刺激性
備考: データなし
眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性
備考: データなし
呼吸器感作性又は皮膚感作性
データなし
生殖細胞変異原性
データなし
発がん性
データなし
生殖毒性
疑わしい人間の生殖への毒性物質
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
データなし
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
データなし
誤えん有害性
データなし
11.2 追加情報
濃酢酸の摂取または吸入は、呼吸および消化管の組織に障害を与える。症状として、吐血、血便、食道
および幽門の水腫および/または穿孔、膵炎、血尿、無尿、尿毒症、蛋白尿、溶血、痙攣、気管支炎、
肺水腫、肺炎、心臓血管虚脱、ショック、および死に至ることもある。皮膚または眼に直接付着または
高濃度の蒸気の暴露を受けた場合、紅斑、水疱、治癒の遅い組織破壊、皮膚の黒化、角化、裂、角膜び
らん、混濁化、虹彩炎、結膜炎、および失明する可能性もある。, 大量のリチウムイオンは、めまいお
よび虚脱の原因となっており、ナトリウム塩摂取に限定すれば、腎臓障害を起こすことがある。脱水、
体重減少、皮膚障害および甲状腺障害が報告されている。言語の不明瞭化、眼の霞み、感覚消失、運動
失調および痙攣などの中枢神経系影響が起こる可能性がある。リチウムイオンへの反復暴露の結果、下
痢、嘔吐および振せん、クローヌス、過活動反射のような神経筋影響が起こる可能性がある。, 粘膜、
上気道、眼および皮膚の組織に極めて有害である。, 蒸気の吸入により起こる可能性のある症状:, 痙縮、
気管支の炎症および水腫, 痙縮、喉頭の炎症および水腫, 肺臓炎, 肺水腫, リチウムおよびその化合物は、
不定のヒト催奇形性データおよび陽性の動物催奇形性データが得られているカルボン酸リチウムから類
推して催奇形性物質である可能性がある。
化学的、物理的および毒性学的性質の研究は不十分と考えられる。