11.1 毒性情報
急性毒性
備考: (規則 (EC) No 1272/2008, Annex VI)
急性毒性推定値: 経皮 - 50.1 mg/kg
(専門家の判断)
備考: (規則 (EC) No 1272/2008, Annex VI)
(専門家の判断)
急性毒性推定値: 吸入 - 0.051 mg/l - 粉じん/ミスト
(専門家の判断)
備考: (規則 (EC) No 1272/2008, Annex VI)
急性毒性推定値: 経口 - 5.1 mg/kg
皮膚腐食性/刺激性
データなし
眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性
データなし
呼吸器感作性又は皮膚感作性
データなし
生殖細胞変異原性
データなし
発がん性
発がんのおそれの疑い。
生殖毒性
研究では授乳期間中の乳児に対する有害性を示す
長期にわたる、又は反復ばく露による臓器の障害。
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
胎児を損傷することがある。ヒトの疫学研究からの確実な証拠。
受胎能力を損傷することがある。ヒトの疫学研究からの確実な証拠。
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
データなし
誤えん有害性
データなし
11.2 追加情報
RTECS: OW1225000
は失明、昏睡、死亡に至る。中毒症状は数週間から数ヶ月の潜伏期を経て現れる。水銀は小脳および視
覚皮質の微小神経細胞を特異的に破壊する。メチル水銀は大脳皮質の限定領域(特に、後頭部皮質の視
れる。
分裂促進因子によるリンパ球のポリクローナル活性および抗原特異的な刺激に対する抗体反応が抑制さ
銀の急性暴露毒性により、T細胞分裂促進因子に対するリンパ球の反応が強く抑制されることで、T細胞
精神遅滞をおこすという重篤な神経障害を来たした例が報告されている。致死量ではない量のメチル水
質合成は復活しないことが知られている。妊娠中の女性が摂取した場合に、その子供が小児麻痺による
阻害してから中毒症状が現れるので、別のタイプのニューロン細胞が復活しても顆粒細胞でのタンパク
覚野および小脳の顆粒層)にあるニューロンを変性、壊死させる。メチル水銀は脳のタンパク質合成を
周辺の感覚喪失、視力低下に続くトンネル視、運動失調、構語障害、聴力損失などである。重度中毒で
である。メチル水銀中毒の症状は主として神経系障害に起因するものである。主な症状は手足および口
水銀化合物は胎盤および血液脳関門を素速く通過する。主要標的器官は、末梢および中枢神経系、腎臓
化学的、物理的および毒性学的性質の研究は不十分と考えられる。, 無機水銀化合物に比べ、アルキル